彷徨える舌

/ペリカン

もう何年前のことになるだろうか、わたしはテレビでペリカンのドキュメンタリーを見た。「カッタ君」とよばれていたそのペリカンが園児のように幼稚園に通う姿は、何とも微笑ましいものであった。「彼」は、捨てられていた鏡に写った自分自身に求愛行動をし…

彷徨える舌/星

その最前線にほんのすこしだけ触れたとき、わたしは緊張し、自分の力の無さに怯え、そして魅了されたのだ。 そこは教科書にも載っていない、変化し前進しようと学者が戦っている先端の場だった。 小さな問題を解決できる経験と、大きな問題に向かい続ける意…

自らの働く場は自分で決める、その思いからとある分野を選択した。 いろいろなことがあった。 せいいっぱい背伸びをして、あたらしいものに挑んだ。 眠っていたわたしには、目標をもって挑むことは楽しいことだった。 仲間と呼べる人間ができた。尊敬すべき…